うまくいく事、うまくいかない事

ここで問題です。

君にとってうまく行く事とはどんなことですか？

うーん、それなら思い通りに物事が進んだ時だろうね。お金でも貯金でも人間関係でもトレーニングでも。こうありたいなぁと思ってたことがその通りになった時。

じゃあ逆にうまくいかない事は？

やっぱり思い通りに行かないとき。あーもう！ってなる。それで上手くいかないのは自分の実力が足りないんだ、他の人は上手くやれているのに、って自分を責めてしまう。

じゃあ嫌だなと思うことも、あらかじめ予想していたら「やった！思い通りに上手くいかなかった！」って喜ぶ訳だね？

いやいやそれは違うでしょ。突然出費が増えたり体調崩したりしたら気分が落ち込むでしょ？本当は出費なんかしたくないのにそうならなかったから、ということだね。

じゃあその出費が怖さや不安でなかったら、上手くいかなかった…と思うこともない訳だね？例えばその出費を賄えるだけの何か別の方法があったりとか。

そういう事になるね。

つまり同じ出来事でも状況や捉え方によっては上手くいったと感じたり、そうではないと感じたりする訳だ。

ここは結構大事な所なんだけど、全ての出来事に「嫌だ」と思う感情がなければ人生はその全てが上手くいっていることになるんだ。

嫌だと思っているのは君自身だ。それが多ければ多いほど「私って嫌なことばかりの人生…」って思える。

逆に全てに「嫌だな…」と思う感情がなければ、全てが上手くいっていることになる。

問題は「出来事」ではなくて「君の捉え方」なんだ。

君自身が出来事を嫌なこと、と分類していたらそう思っている間は未来永劫それが嫌な出来事として体験する。