出来事と幸せの意味


出来事が起こるのは偶然ではなく、あなたが抱いている観念がそのまま現れて出ている。

確かこんなことをバシャールは言っていた。

なるほど、ということは出来事は全て自分の中から作り出された事になる。

そしてその目的は「無条件で幸せになる」こと。僕が幸せそのものになること。だからいろんな条件を集めては、それが本当に幸せなのかを確認しているわけだ。

つまり出来事はいわば「確認作業」だ。何の確認作業かといえば、「それを体験してみたけど、本当にその状態が幸せなのか」の確認だ。

例えば、憧れの職業に就いたけど実際はどうか、とか、貯金が人並みにできたけど楽しくなるのか、とか、有名になったけどどう感じているのか、とか。極端に言えば、戦争を体験したけど、どう思うのか、とか。

そこで幸せの定義とは何だろうか。僕の中では、嬉しい、楽しい、平和、寛容、尊敬、穏やか…まとめると明るいポジティブな感情を総称している。だからそれらのうちのどれかが発動していたら幸せになる。

ここで注意することは、相手を見下せるとか独占するとかのニセモノの快感と区別することだ。ニセモノの出発点は怒りや不安、恐れだ。

そして幸せだなあと思えている環境や状態でも、時として急にその関係が無くなる時がある。その時は、もうその状態は「卒業」して次のステージに行く時になる。

でもオレはそんな卒業は望んじゃいない!

と思えるだろう。だけどそれはおそらく他の「もっと素晴らしい状態を知っている自分」からみれば小さなものだから、あえてその状態を一度壊して、新しい何かに向かっている途中過程になる。

もっと素晴らしい状態を知っている自分、というのは、おそらくハイアーセルフと呼ばれる大きな自分。

そして、安定した状態が崩れるのは、「何かに執着しているよ」という事も教えてくれる。それがなければ安心できない状態になってるよ、というメッセージ。

その証拠に今までの環境が崩されると、けっこう不安になる。執着していなければすぐに次のステージに進めるはずだからね。

だから、任せる。人生の流れに任せる。

そして、現れた出来事を精一杯楽しむ。もし納得のいかない状況なら、自分がそれを嫌がっているだけだという、単なる自己都合の意見だと気付いてその状況から逃げずに真正面から受け止めて受け入れ、好きになり統合する。