物質的実現のフロア


イヤな出来事は自分の中に、それが起こったらイヤだという思いやデータがあるから、統合するために現実化する。それが本当の自分の思いかどうかを確かめるためだ。

となると、同様にいい事もまた本当の自分を現すことが可能になるという事だろう。例えば100円ひろう。ラッキーと思えるけど、本当は1万円ひろうことのほうが、自分としては体験したいというイメージを創造することができる。つまり、悪いことにもその程度があるように、いい事もまたその程度が創造できて選択できるという事だろう。

いわゆる奇跡だ。

だけど、奇跡なんか起きるわけない、と自分が思っていたらその通りの結果が選択されて平凡な日々が続く。つまりいい事も悪い事もどの程度の実現のフロアにいるかによって、結果が変わってくるという訳だ。

これがおそらく、バシャールのいう「奇跡はごく普通のこと」という意味なのだろう。

今までは悪いことからプラスマイナスゼロに持っていくよう意図していたが、これからはプラスをどこまでプラスにできるか、どこまでプラスの創造ができて波動を変えて行けるか、というところが実験材料になるだろう。

ネガティブはゼロで終わるけど、ポジティブはそれこそ無限に波動を上げていける。なるほど、宇宙は無限というのはこういう事なんだな。

これがおそらく第四密度の世界だろう。

プラスをどこまで上げて行けるかは、間違いなく自分次第だ。むちゃくちゃ上がって行くこともできる訳だ。

理想とするレベルまで、一瞬一瞬を好きになること。一瞬一瞬が1つひとつのフロアだ。それらをわずかずつでも上がって行くこと。おそらく知らないうちにあらゆる所にたどり着いている事と思う。

「奇跡なんかない」という発想は、


-5〜0:起きて欲しくない、嫌なこと

    1〜7:時折起きるいい事

    8〜25:まさか起きる訳ないよね…?

    26〜  :まさに奇跡。可能性はゼロ


みたいなくくりで勝手に可能性を低くしてしまっているようなもんだ。この世の中は、ほとんど1番目のフロアにいる。良くて2番目の発想までだ。ちょっと変人で3番目まで。でも宇宙は4番目以上もしっかりサポートしてくれている。それを可能性ゼロと決めつけてそのフロアに行かないようにしているのは、他でもなく自分だ。

変人と呼ばれる所以は、普通の人なら考えつかない発想があって、その波動域にいるからだ。他の人には理解ができない所にいる。

ちょっと待てよ、例えば現在-2にいて0にしたい時。足りないから増やしたい。不幸だから幸せになりたい。これだとマイナスにフォーカスしてしまうなあ。同様に現在6にいるけど、本来は9でいたい。でも現状は3足りない…。この足りないという発想なら、これまたネガティブにフォーカスしてしまう。ネガティブな時点でゼロよりも下位だから、注意が必要だ。

1以上の世界ならポジティブ感情に基づいているはずだから。