現実化の種


株価が急に下がった…、今まで散々要らないデータの排除をしていたのに。含み損が数万円…。おかしいよ、結局こうなる。

だから謙虚に出来事を見つめること、と言ったじゃないか。これをまた目をそらさず、こういうことがあったという事は君がいつか思い描いたデータが現れただけなんだから。それから例のイリュージョンテストというやつもあるからね。これは本当にその人が出来事を克服したかをテストするもので、同じ嫌な状況をあえて起こして心の有様を試すんだ。

今回の株価低下に対して、実は君はあまり動揺してないのが分かるだろう?それは君が、内なる不安やデータを消去してきたからなんだ。いちいち不安にならなくてよくなるから、省エネでいける。

もしこれから嫌なことが起きたとしたら、それは君がどこかでその種を自分で蒔いたからだ。無意識にせよ、意識的にせよ。つまり、頭の中で「そろそろ損しそうだ…」とか、「やっぱり勝ち続けはないよな…」とかっていうつぶやきをしてしまったからなんだ。

バシャールはポジティブもネガティブも同じエネルギーだと言っている。これは、君が「あぁ、やっぱりダメだ」と思うのと「おぉ、イケてるわ!」と思うのと、どちらもその状況では可能だ。つまりどちらをつぶやくかは君次第なんだ。

嫌なことが続くのは君が嫌なつぶやきを続けてしたから。いい事が、続くのは君がいい事を続けてしたから。

嫌なことが起こるのは自分以外の誰かや何かのせいだと思ったら、また同じように嫌なことが起こる。だから、嫌なことに対する「許し」が必要なんだ。それが誰かのせいだ!というのは単に怒っているだけだ。その怒りがなくなれば、それを許せる。何かが起こって、これは自分がバカだからだ!というのは自責と失望だけど、それも許せればもうそれは起きる必要がなくなる。


それはそうと、経験的に「よしプラス思考でポジティブにいくぞ!」と決めてやり始めた時に、決まってネガティブな出来事がドカッとやってくることが多い気がする。カウンターを当ててくるというか、狙ったように起こる気が。これにもなにか理由があるの?

もちろんある。平均値としてポジティブとネガティブがバランスを取れるようにしてあるんだよ。君の中のネガティブをたくさん出しても大丈夫だ、というポイントで繰り出されることも多い。