要らないデータまだまだあるよ…
ひい〜、朝起きてダウ爆下げで日経もヤバイ!たまたま持ち越したこの日に限ってこんな事が起こるなんて…本当についてないよ。
この胸をえぐられるような不安、太い槍で思い切り刺されるような絶望感、力ずくでねじ伏せられる屈辱感、チックショー!
いやいや現実を作り出してるのは自分という事であれば、これも僕がきっと何かの必要性があって引き寄せたんだろう…。こんな状況でなければ引き出せない思いや体験があるんだ…
でも、苦しい…悔しい、悲しい…。
そこでまた思いつくままに要らない思いやら愚痴やらをデータとして吐き出す!ここで出さなきゃいつまでも抱えていくことになるからね。用意はいいかい。
・チクショー!また金を失う!
・もういやだ、こんな地球!
・俺は金の使い方が下手くそだ!
・失敗失敗失敗…失敗の連続
・本当に下手くそだな
・もうヤケクソ
・またガッカリされる
・怒られる
・失望させてしまう
・誰からも褒めてもらえなくなる
ところでなんでこんなにお金に執着するんだろう。生きるために必要だから、より良く生きたいから…。でもそれなら今のままで十分足りているはずなんだが。食料買えてるし、風呂にも入れる。仕事もあるし、車もあるし、家族も健康だ。
株で買ってみんなに喜んでもらいたいという思いはある。だけどお金がなければ喜んでもらえない?つまりお金増えたよ、すごいね、と褒めてもらいたいのか?子供から?妻から?褒めて欲しい?認めて欲しい?以前に小金が儲かって小旅行に行けたけど、その時はどうだったか。ヨメも穏やかだったかな。カネがあったら穏やかだ。逆にカネの話になると途端に顔つきが変わる。
つまりヨメの機嫌をとるためにオレは金を稼いでいるのか。認めて欲しいからか。褒めて欲しいのか。これはつまり自分の母親への期待なのか。母親から得られなかった承認を、同性のヨメから引き出そうとしている。または娘から。で、小金を稼いで娘からすごいねと言ってもらえたけど、やっぱりまだまだ欲しくなる。
これはお金がなければ認めてもらえないと思っているという事だろう。テレビでもお金持ちはチヤホヤされるし、褒め称えられる映像が多い。人から認められて尊敬されるにはお金がなければ得ることができない、といった条件付きのやりとり。
ということは、認められたいことや尊敬されたいこと、これは他人からしかもらえないと思っていること。
なぜなら、自分で自分を認めていないから他人から認めて欲しいから。同様に自分で自分を尊敬していないから他人から尊敬してもらいたくなるから。そのためには、お金が必要になる。たくさんあればあるだけ賞賛の数も増える。地球はそういう文明だ。
これは、虚像でありニセモノだ。みんなは君を尊敬するんじゃなくて、君のお金に目がいっているだけなんだ。少しでも自分が得できるんじゃないか、何かおこぼれをもらえるんじゃないか、褒めたり賞賛すればお金持ちの機嫌がよくなって、自分も得することがあるんじゃないかと思っている。
それは幼少期の生存戦略と似ている。親に養育してもらうには親に嫌われてはいけない。だから親の機嫌とりを無意識にする。また、親は弱い子供を養育する風に見せて子供をコントロールしたがる。親の許容範囲内で囲い続けたがる。なぜなら自分の許容範囲外は認識できないし未知の世界だから、怖いし不安だ。そんなとこに平気で入り込んで行ける子供に嫉妬して、自分の許容範囲内に留まらせ続けようとする。
なんにしても要らないデータを吐き出したい。
・株では勝てない
・AIが相手なんだ
・大損するに決まっている
・オレは弱い
なんか考えてみればオレの人生、無駄にしんどい事ばかりに向かっている気がする。ぼんやりだけど、こういった細かな要らないデータやネガティブ感情をとことん排除したいというのが人生のテーマかも。だから困難も多い。困難があるから、そこから湧き出る感情も体験できる。
とりわけ困難の共通点は、金だ。
金を中心にして恐怖や不安、焦り、怒り、悲しみばかり感じる。まてよ、金に対してポジティブな思いは出てこないな…。
つまり金に対する要らないデータがまだ山のようにあるわけだ。その他の出来事にはそれほどネガティブはないのに、金に対してだけはなんでこんなに、と思うくらいネガティブが湧き出てくる。今回の暴落もそんな思いから引き寄せられたのだろう。
ではやることはひとつ、お金への要らないデータを吐き出す。
・怖い
・全てを失う
・信用も仲間も失う
・不安不安不安…
・お金はない
・増えるわけがない
・あってもすぐになくなる
・奪われる
・お金は汚い
・お金は汚くて怖いから、できるだけ近づかないでほしい
・お金は悪いものだから、たくさんあるとその悪さがオレに移る
・金儲けなんて悪だ
・でも、欲しい
・お金はいやだ
・たくさんあると恨まれる
・たくさんあると妬まれる
・たくさんあると奪われる
・たくさんあると嫌われる
・だからお金は嫌いだ
・お金は嫌いだ
・きらいだからそばに来て欲しくない
そういえば、子供は親に怒りがあってもそれを押し殺して無理やり親を好きになろうとするようになる。すると嫌いと思っていても、それを好きと勘違いしてしまう。だから嫌いだけど好かれたいという矛盾が生じて、さらに混乱する。
これと同じでお金が嫌いなのに、たくさん欲しい、もっと集まって欲しいと思っている。つまり嫌いを好きと勘違いしている。だから片方の手で引き寄せようとしてるのに、もう片方の手で引き離そうとしている。だから疲れる。寄せようと思えば思うほど、それと同じ強さで引き離そうとするから、疲弊する。
なるほど、この暴落で僕は本当はお金が怖くて嫌いだったということに気がつけた。嫌いだから離れていって欲しいと。全くその通りになっているから、面白い。