プラス感情を得る方法は何かをしなければいけないのか?

さて、プラス感情は神との共鳴だと書いた。

ここで君達が最も勘違いしている事があって、それは生きる価値において

「自分が何かをしなければ価値は得られない」

と思っている事だ。例えばボランティア活動とか、電球の発明とか、金儲けとか、新しい発明をするとか、会社を大きくすることだとか。

本当の喜びとはそういう事ではなくて、

「今、この瞬間に生きているだけで価値があって喜びに満ちている」

という事なのだ。何もしなくてもいい。ただいるだけで十分過ぎるほどの価値がある。なぜなら今この瞬間を「君が創造しているから」だ。この瞬間の創造がなければ、君は今ここに存在していない。何もしなくても喜びに満ちて価値がある、という事だ。これもまた、言い換えれば無条件で価値があるということだ。

この一瞬が創造される。この時に何もなかった「無」からこの瞬間が紡ぎ出された。そしてその次の一瞬に移る。またこの瞬間が生み出された。しかし、2番目の一瞬は1番目の一瞬とは全く違うものだ。

だから前の一瞬と、つぎの一瞬では君は全くの別人だ、ということになるのだ。

物事をより良く見ていきたい、と思うならそれを細分化して一つひとつを分析していくのが効率的だ。例えば筋肉の作りも、大まかに腕⇨上腕⇨屈筋と伸筋⇨上腕二頭筋⇨長頭⇨筋腹⇨内側の筋肉線維束⇨筋線維…と見ていった方がより痛みの原因にたどり着きやすいだろう?それと同じで

一生を良くしたい⇨40代を良くしたい⇨今日を良くしたい⇨午前中を良くしたい⇨1時間を良くしたい⇨1分を良くしたい⇨この瞬間を良くしたい…

と細分化すればするほど、今この瞬間の状況が分かって対処できるようになるのだ。全てはフラクタルでできているから、この瞬間が良ければ先の1分後も良いのだ。その1分が良ければ…君の一生も良いものになるのだ。

この瞬間に存在しているだけで価値がある、という捉え方。これができれば無敵だ。怖いものは一切無くなる。何もしなくても誰にも責められることはない。その瞬間の創造は君がしているからだ。

時間は繋がって流れているように見えるが、映画のフィルムと同じで、極限まで細分化するとコマ⇨コマ⇨コマ⇨…と移動している。そのコマとコマの間に、フィルムなら黒い繋ぎの線があるだろう?この黒い線に相当する部分は目に見えない世界で、もっと大きく広がる無限の空間とでもいうような世界だ。そこから一気に次のコマに移る。そしてまた大きな無限空間に移り、そしてまた次のコマに移る。これをずっと繰り返しているのだ。

だから無限空間に「なかった世界」が、この物質世界として「存在する世界」となる訳だ。それを創造したのは、他でもない君なのだ。それだけ素晴らしい事なのだよ。