嬉しい時、楽しい時、平和な時に、何が起こっているのか

神が私たちを作った理由として、新しい創造によって自分を発見する事にある、と書いた。では、仮に私たちが新しい何かを創造した時に何が起こっているのか、考えてみたい。

例えば本棚が必要になった時に、自分で設計して材料を用意し、自分で組み立てて出来上がったとする。そして、それがうまくできたとする。そうすると、僕たちはどうなるかというと、嬉しくなる。

また、例えば好きな人と一緒の時間を過ごすという創造ができたとき、いい時間を過ごせたとする。その時に僕たちは楽しくなる。

これらの事から、僕たちが何かを創造してそれが体験できた時に、嬉しくなったり楽しくなったり、安心したり、安らげたり、優しくなったりあたたかくなったりして、心が快い状態になる。文字通り、心良い状態だ。

このプラスの感情は君ももちろん感じている事なのだが、実は神自身の感情をも表しているのだ。そこで起きていることは、君と神との間で起こる共鳴だ。

別の言い方ならハイヤーセルフとも言うし、大いなる存在ともいう。たくさんの次元が存在しているが、上位とつながることのできる共通の次元がこのプラスの感情なのだ。このプラスの感情という糸によって様々な次元の自己が束ねられていて、その糸を介して上位から下位の自分までが繋がっているのだ。

だから創造によって嬉しいことや楽しい事を追求する事は、神の存在を感じる最も近い方法なのだ。

逆に不快な感情ばかりに焦点を合わせていると、神の感情を得ることができなくなるため、さらに自己不信や怒りが増すことになる。

この喜びの感情は君だけが感じている訳ではなく、君のハイアーセルフ、ソウルグループなどにも通じており、本当にたくさんの存在もまた同時に感じているのだ。

これがワンネスの正体だ。

みんなと繋がっている感覚。喜びの神経回路、ネットワーク。それが分かり始めるとすぐ隣にも何か感じている存在がいるような感覚も得られるだろう。それが君のガイドであり守護神でもある。