死者が見え、あの世の入り口へ行く夢を見た。

死者が見える夢を見た


クラスメイトと修学旅行に来たが、なぜか葬儀会場になっており、駐車場ではあちこちで、いろんな家族の遺族が泣いている。その中に、車の中におばさんが見えるが、明らかに死者の魂だ。僕が見えている事が向こうにも分かると目が合う。僕がにっこり笑うと向こうも満面の笑みで手を振ってくる。笑顔をみて僕はすぐに(この人は成仏する事に納得してる人だな)と感じる。


車から人が降りて来て、泣きじゃくっている。始めは男性だったがすぐに女性に変わる。その人を追うように魂も降りて来たため、気づかいながらその遺族に僕は話しかける。


着ている服の特徴(茶色のジャンパー上下にオレンジのTシャツ)やメガネをかけている事など伝えると、魂のほうから「いや、あんまり伝えなくてもいいよ…」と苦笑しながら言われる。遺族は特徴を言われびっくりしていたが、「主人は何か言っていますか?…」というので、その魂に「何かありますか?お別れの言葉でも…」と促すと、少し戻ってきて微笑を浮かべながら「お仕事頑張ってくださいね。」と言われ、それを伝える。その後その魂は、他の大勢の魂と一緒に、とある学校のようなお城のような大きな建物に一列になって入っていく。


天気はやや重い曇り空で夜になっている。


僕とクラスメイトとはそこに、生きているが興味本位で行ってみようと思い、列に並ぶ。

僕はクラスメイトに「あれがたぶん、約束のネバーランドの施設だね」と言う。つまりあの世への入り口になっているのだろうと、直感的に感じた。

その列には地域周辺から来たたくさんの魂が並んでおり、ウルトラマンの姿をしていたり子供がいたりといろいろな人が並んでいる。

すぐに建物に入ると名簿があり、僕らは受付の係側にいる。やや荒っぽい担当者が僕と代わり名簿チェックをする。


その後すぐにその施設から食事を振舞われる。ハンバーグやスープなど。僕はこれのどれかの食べ物または飲み物を飲むと、前世の記憶が消える事を知っていたので、隣で一緒に食べていたクラスメイトに耳打ちでその事を伝え、注意するよう促す。おそらく、施設の人が初めに言っていた、施設特産の砂糖のようなものが最後に出されるとの事だから、きっとそれが記憶を消す食べ物なんだろうと直感する。


そして、その砂糖がでる前で目が覚めた。