願望実現と黒魔術的願望実現とは…

最近ふと思う。

努力によって成し得る願望実現と、よく聞く黒魔術での悪魔との契約に基づいた願望実現…

願望実現という結果から見たら同じように思えるんだけど、どう違うんだろうか?

そもそも悪魔さんは誰かの現実を変えるほどの力を持っているんだろうか?

どれだけの影響力があるんだろうか?ほんとはそんな力なんて無いんじゃないだろうか?

悪魔さんに頼むとしても、その悪魔さんはひょっとして自分の過去生で、自分自身の魂の一部とかグループソウルとかじゃないだろうか?

黒魔術を使って、世界平和や恐れも不安もない世の中を実現してもらったらどうなるんだろうか?

古代から結界とかの見えない世界が扱われているけど、アストラル界と現実世界と、その狭間にあるつなぎの世界の仕組みはどうなっているんだろうか?

どうか教えてください。


いろいろ質問が出て楽しいね。これらはややこしく見えるけど、実はそんなに難しい問題じゃないんだ。君の中の世界だからね。君がそんな風に世の中を意味付けしてるだけなんだ。

悪魔さんに頼む人は、言ってみれば藁をも掴むと言ったところかな。ある特定の儀式をすれば自分たちの思うようにできる、と自信を持つためにやる事が多いし、ほとんどそうだ。

生け贄にしても、その恐怖ホルモンを摂取するのは肉体を持った人だから、別に悪魔がそこにいなければいけない訳じゃない。

悪魔さん達は、恐怖に震える人がいるということを感じて、自分たちの恐怖心を目立たなくさせたいだけなんだ。

こんなに恐れているのは自分だけじゃない…自分以上に不幸な人がいるから安心だ…!とかね。

そして、恐怖を与える肉体ある人もまた同じように自分より不幸な人を作りたいだけであることも多い。

黒魔術に頼る人は、自分には何もできない、と思っているから何かを頼ろうとするんだ。

それから儀式をする者と悪魔とは、魂のグループであることもあるし、そうでない事もある。大事なところは、両者には共通の恐怖心や恐れがあるという事だ。同じ恐れによって繋がっている魂の集まりという感じだろう。

ある特定のすごく強力な悪魔がいるとしたなら、それは他の者よりもとても執着心が強いし、自分が一番になりたがっているし、どんな者よりも強くありたがっているし、他者を踏みにじりたいと思っている。その気持ちが誰よりも強く大きいから、偉大な悪魔に見えるという事だ。

誰よりも強くいたいという事は、誰かに攻撃されて自分が消滅してしまうのを避けたいと思っているからだ。つまり、死が怖い。

誰よりも他人を支配したいという事は、相手をコントロールすることで自分への攻撃をさせないようにするためだ。つまり、自己の消滅が怖い。

例えその悪魔がどんなに偉大と呼ばれようが、君には一切関係のない事だ。その恐れを共有したい者、共鳴したい者が集まればよい。


そして、努力による願望実現はそこに喜びがあるかないかで判断すれば良い。判断基準はたったそれだけでいい。


例えば人を蹴落として実現した場合、その時に嬉しくても心のどこかではなんらかの後ろめたさがあるとする。そんな時でも心配はいらない。別の機会に立場が反対になって、両方の立場を経験できるようになっているから。その判断はその時にすれば良い。