未来世療法 テーマ:違う惑星?で過ごしてみる

今回は、「父性」のテーマでお世話になったケッヒル?さんと同等の立場になってみて、そこでの暮らしをモニターしてみよう、と思いついた。


早速、昨日の彼にコンタクトを取って、あちらの暮らしを感じてみたい。



すでに私の意識はあちらの家の中にいる。彼も家の中にいるが、少しよそよそしい。彼からのイメージを捉えてみると、


「遠慮しなくていい。そしてこちらに気を使わなくていい。君の好きなように好きなだけ活動してもらいたい。それが私達と同等に付き合うスタート地点だから。」


なるほど。僕の好きなように…。じゃ、興味があるから家の中を見て回ろう。

まずは居間だ。照明は壁に置いてあるランプのようなもので、部屋全体をオレンジ色に照らしている。小さい手作りの人形のようなものもある。


次に台所。そこには髪をくくった女性がにこやかにこちらを見ている。その人とハグをするが、僕が気恥ずかしくなっている事を察していることがすぐに感じられる。あちらの人にしたらこうした重い波動はしんどいに違いない。


この重たい波動は自分の中で意識しないようにするか、慣れるかすることで克服できそうだ。


結局、この重たい波動というのは何だろう。動物的本能の延長線上のもの、ということは言葉では知っているのだが、もっと理解してこちらでの生活に役立てたい。


そこでその女性に聞いてみた。

「この重たい波動、というか動物的本能の波動とはいったいどういうものなのでしょうか。」


「生命を続けさせるために必要だったものよ。動物は起こる物事に対して本能で反応しているの。あなた達はまだその本能を使うことが普通である、という社会なの。」


「この本能を少なくしていくことが地球人類の進化である、という思いはあるんだけど、これはどういうことなんだろう?」


「本能はね、ただの反応なのよ。そこにはあなたの意志はないでしょう?襲われたら、一目散に逃げる!とか、相手を威嚇する!とか。そこにあるのは、死ぬことへの不安と恐怖よ。


あなた達はまだ死への恐怖が捨てられない。というよりそう教え込まれて、それ以外はあり得ないという教育を受けているだけなの。」


「では死とは何ですか?」


「ただの通過点。状態が少し変わるだけのもの。死と言うと怖く感じるかもしれないけど、新しく生まれることでもあるのよ。だから楽しいことでもあるの。」


「例えそれが家族の死でも?」


「あなたも今こうして違う世界、違う次元と繋がれているでしょう?その家族も同じで、いつでもまたすぐに感じることができるのよ。不安や恐怖があるとその感度は落ちやすくなるの。地球では特にこういった交信に対してはすごく批判的で排他的だから、なおさら不信になって感度が落ちるでしょうね。だから家族の死に対してものすごく悲しみを感じるのね。」


「なるほど、では生殖本能に関してはどうですかね?」


「生命をつなぐという遺伝子から発せられる反応ね。動物は季節ごとにそれが発動するでしょう?適切な季節や状況じゃないと死への確率が上がるから。

一方で人間はいつでも生殖が可能でしょう?だからいつでも遺伝子から反応が出やすくなっているの。ただそれだけ。」


「執着とかの本能の克服はなんとなく分かるんですが、この生殖本能の克服とは一体どういうことなんですか?」


「性欲のことね。これは生殖本能だけではなくて、相手を独占したいとか支配したいとか、親への復讐心を異性にぶつけたいとか、いろいろな本能が混ざり合っているから捉えにくいのよ。だからもしそういった本能が掻き立てられるのなら、生殖本能以外の感情を感じるように意識をしてみて。」


「なるほど、分かりやすいですね。ありがとう。では、お金に関してはどうでしょうか。僕はまだお金に対しての執着があって、欲しくなってしまうんです。」


「お金も同様にたくさんの種類の本能が絡んでいるのよ。これは一人ひとりお金に対するテーマが違うんだけど、たいていの場合は自分に足りないものをお金で補っていることが多いわ。知名度とか賞賛とか承認とか、不安からの解放とか生殖本能の発動とか。

あなたがお金持ちに嫉妬するのは、彼らの気持ちが理解できていないから。何の目的で大金を持ちたくなるのか、という事を。そして彼らを理解できていないということは、あなた自身の感情を理解できていないから、と言えるの。

お金への本能の克服も同じで、その時にどんな感情が湧いているかを細かく感じるよう気をつけてみて。」


「なるほど、ありがとう。確かに僕はお金持ちには、結局嫉妬していました。その嫉妬の原因となる感情も気をつけていきたいと思います。」


今日のところは、お礼を言っていったん帰ろう。ありがとうございます。