期待と依存:潜在意識と顕在意識の意見の相違

人はなぜ相手に怒りや失望が起きるんだろう…僕はまたいつもの日記に問いかけてみた。


人が相手に怒りや失望を抱くのは、相手に期待しているからなんだ。そしてその期待通りの反応や行動をしなかった時に怒りや失望がむくむくと起きてくるんだよ。

例えばあなたが自分の子供に「勉強しなさい」と言う。しかし、子供は自分のゲームを優先していて、あなたの言うとおり行動をしないとする。あなたは、子供の将来を考えて良かれと思って"言ってあげた"のに、子供は知らん顔。そこであなたは「あれ?私の思っていたのと違う…計画どおりにいかない…なんで私のイメージどおりにやってくれないの?普通に考えてもそんな事はやらないでしょう?あなた間違ってるわよ。私は間違ってない、だって将来は勉強しておいた方がいいに決まってるし、成績は良いに越した事ないし…!」

もうすでに怒りが爆発しそうになってるよね。怒りや失望は、あなたが相手にこういう行動をして欲しい、と思ってるのにそれが叶わなかった時だよ。しかもその期待はたいてい無意識で行われているんだ。

さっきの例では無意識の中に


・勉強はしなければいけない

・成績はいい方がいい


というあなたの意見、そして


・子供は親の言うとおりしなければならない

・子供の成績が低いと周りから見下される不安

・逆に成績が良ければ周りを見下せるという優越感


など様々な隠された潜在意識が隠れていることが多いんだ。自分の意見が正しいと思う根拠は、今までそれでうまくいっていた事がある、という経験則と、テレビやネットから得てきた一般論の仮面を被った誰かの意見。加えて、あなたの親から言われたり押し付けられたりしてきて、あなたもその通りにしてきたという意見。

どちらにしても、あなたが今抱えているただの「あなたの意見」なんだ。

一方で子供の意見としては、「今は勉強しなくてもいい、ゲームをしたい」というただの「子供の意見」なんだ。よく見れば、2人の間の意見の相違なんだね。


全ての怒りや失望は、この意見の相違が原因と言っても過言ではない。


そして、例えばうまくいかない出来事が起こったとする。現実の出来事は、あなたの潜在意識の投影である事から、うまくいかない!という怒りや焦り、自分への失望、無力感、不安感、嫉妬心、これらの感情が生じるのは


▪️あなたの顕在意識と潜在意識のただの意見の相違


であると言えるんだ。だから現実を見れば潜在意識の意見がわかる。自分の奥はこんな事考えてたんだ〜、へぇ〜ってね。そこに自分が今まで集めてきたたくさんの他人の意見をふんだんに含んだ顕在意識が、ちょっと待って!それだと他人に負けちゃう!そんなのやだよ!って不安になり怒りになるんだ。


そこで、じゃあどうやって潜在意識を変えるのかといえば、まずは現実にどんな事が起きたのかをしっかりと見て、こうつぶやいてみよう。

「へぇ〜、自分の奥はこんな事考えてたんだ〜。知らなかった。」

そして、こうやってそのデータを書き換える。

「でもそれだと僕は楽しくないよ。◯◯の方がとてもワクワクするんだ!」

願望実現はね、ほんとはすごくすごくシンプルなんだ。それを難しい、と潜在意識のデータに加えていることもよくあるよ。


今日から、たった今から、自分の潜在意識と顕在意識の意見の相違を見つけて、1つずつデータの書き換え、アップロードをしていけば、知らない間にすごいところにたどり着いているはずだよ!