オーラ力学から見た病気の原因


明るく元気な人や、何かに熱中している人、とことん楽しんでいる人は文字通り「輝いて」見える。

逆に悩みを抱え塞ぎ込んで、不安や不満をため込んで身動きの取れない人は「暗く冷たく」見える。

この違いは一体どこから生じているのか。


∞「神」はもともと一つだったけど、自分を知るために自分の中に「自分でないもの」を作り出した。これがもともとのエゴの始まりでもある。それがたくさんたくさん分かれてありとあらゆるもの、人や動物、木々や細胞、微生物、または目に見えない霊界やら感情の世界やらを作り出したんだ。

この地球上の現世での話をすると、突き詰めていけば誰もがみな元々の一つの完全なるエネルギーからできている。

それがたくさんのエネルギーにさらに分かれていくんだけど、もともとのエネルギーが分離するもんだから、分離するたびにエネルギー量も目減りしていくことになる。

人間で考えると、不安や不満、嫉妬、怒り、恨みなどはバシャール的にいう分離のエネルギーだ。

これは文字通りに、怒りを感じる度に自分の魂から「分離」させることになる。そうすると、例えば100あったエネルギーが怒りによって2が自分から分離していったとすると、残りは98だから怒る前よりもエネルギーが小さくなる。少しだけの減少ならあまり問題にならないけど、これが事あるたびに繰り返されると自分の持ちエネルギーはどんどんと減っていく。

その分離されたエネルギーは自分で発したものだから、いずれ自分のもとに戻っていく性質がある。例えるならターミネーター2の液体金属T2000のように散らばった自分のかけらが集まって、再びもとの自分の姿に戻ることに似ている。

同じように、元々の自分に戻りたいがために分離したエネルギーは自分の所に戻ってくる。それが怒りの分離エネルギーであったならば、同じ怒りを含んだ出来事として現世で体験することになる。これが引き寄せの法則マーフィーの法則のカラクリだ。

だから嫌なことがいろいろと起きる人は、かつて自分から分離していったネガティブエネルギーがあったからなのだ。それがいつ戻って来るのかは、自分が受け入れられると自分で思えた時なのだ。

だが、大抵の人はせっかく受け入れのチャンスがあってもその出来事に向き合おうとせず、また突き放し、それだけでなく他人のせいにしたり自分を責めたりしてもっと自分の魂を分離させていく羽目になる。そうなるとやって来る出来事は次から次へと、かつて嫌だと思った出来事ばかりになり「あぁ!私はなんて運が悪いんだ!」「悪いことしか起こらない…!」「神なんていない!」などということになる。


さて、魂がどんどんと分離していくと、魂から発せられるオーラの光もまた明るさが減っていく。光が弱ければ「暗く」なり、そして「冷たく」なっていく。

ところで私たちの身体は、オーラからのエネルギーによってまかなわれている部分が多い。だからオーラエネルギーが弱いと、私たちの身体を健康に保つのに十分なエネルギー供給ができなくなる。エネルギーが供給できないと、その特定の弱い部分に「不具合」が生じて来る。つまりこれが病気の原因になる。

電気を点けるのに必要な「電圧」があるのに対して、同じように健康を保つのに十分な「オーラ圧」もまた必要なのだ。

だから現状の私たちが最もしなければならない事のひとつに、分離させたエネルギーを再び自分の元に受け入れること、すなわち「統合」することなのだ。この統合の作業は1つや2つの世界ではない。人によっては何千、何万、とあるかもしれない。この統合を別な言い方をするならば「許し」とも言えるだろう。

この統合の作業が進んでいる人は「進化した人」といえる。逆にそこから逃げてごまかし続け、受け入れを怠けている人は、「動物的な感性」に近いといえる。


ではどのように分離したエネルギーを「統合」したり「受け入れ」たりすれば良いのか。


それは嫌だと思っていたことを「嫌じゃなく」していくこと。それだけでよいのだ。頬ずりしたくなるほど好きになれとは言わないが、最低ラインは「嫌ではない」「あってもなくてもどちらでもいい」という状態になることだ。

オススメの方法は、いやな出来事があったらそこに頭の中で大きなカラフルなハートのシールをペタっと貼り付けるだけ。するとその出来事は「嫌だった」というラベルから「ハート♥️」のついたポジティブなラベルに書き換えられる。これだけでよい。

これを毎日毎日、嫌な出来事があるたびに行なっていく。バカバカしく聞こえるかも知れないが、やってみる価値はある。ハートをつけた後に、例え同じような出来事がやってきてもその時に動揺しなくなっている自分に気づくはずだ。

慣れてきたら過去の記憶を引っ張り出してきて同じようにシールを貼っていく。何度も何度も。または、将来の不安な予測にも使える。コツは諦めずに何千、何万と繰り返していくことだ。

ハートのシールでなくとも、各自でやりやすい方法を見つければよい。要は嫌な出来事のラベルがポジティブになれば良いのだ。


肥満の人は、怒りや悲しみなどたくさん分離しているためにオーラ圧が弱いことから、代わりに食料から大量のエネルギーが必要になり、オーラエネルギーが弱いがためにたくさん食べてしまうことに原因がある。

関節痛は、自分を曲げることができない、自己正当化、相手からの意見によって自分が否定されることへの恐怖や不安を抱えていることも原因だ。

糖尿病は頑なになっており、必要なものを「取り込めない」状態だ。これも自己否定される恐怖や他人への見下しなども原因となり得る。

心臓疾患は他人への奉仕が行えず、自己犠牲や無条件の善意ある行動が行えないことや、自己否定や自責、自傷願望なども原因となる。

便秘は怒りがたまっているものの、それを表出する術がないためにどんどんと不要なものが心身ともに溜まっていく状態だ。

アトピーは皮膚に現れることから、外の環境からの刺激、主に他人からの意見やテレビなどでも見聞きしたものへの過剰な防衛反応だ。これも自己否定や自己への無価値観などへの恐怖が強い場合に起きやすい。

リウマチは免疫が自分自信を攻撃することから、バシャールのいう自分自身が攻撃対象となること、または外からの不安も含めて漠然とした恐怖があるが、何がなんだか分からずに、結局闇雲に周囲のせいにして攻撃している状態だ。自他の区別ができていないことが多い。